FXを始めとするトレード全般において、
高い勝率でありながら、一度の大きな負けによって、
それまで積み重ねた利益を吹き飛ばしてしまうことがあります。
これが俗に、「コツコツドカン」と呼ばれる現象であり、
おそらく、ほとんどのトレーダーが経験があるのではないでしょうか？
今回はこの「コツコツドカン」のメカニズムや、
その改善方法をお伝えしていこうと思います。
なぜ多くのトレーダーがコツコツドカンになってしまうのか？
コツコツドカンが起きてしまう理由は、トレード心理によるものなんですが、
どういった心理が働いているのでしょうか？
まず、人は「とにかく損はしたくない」という心理を非常に強く持っています。
これを「損失回避の法則」といい、一般的な人間心理として、
「得をしたい」という心理以上に、
「損をしたくない」という気持ちのほうが遥かに強いということです。
トレードにおいても、この心理が如実にあらわれるため、
少しでも利益が出ると、
「今は利益が出ているが、もし下がったら損失になってしまう。だったらここで利確しておこう」
となり、わずかな利幅で利益を確定してしまうというわけです。
もちろん、それでも勝ち続けることができるのであれば問題ないですが、
現実は、なかなかそうはいきません。
負けるときは必ずやってくる
わずかな利幅（利益）で決済していれば、高い勝率を維持することは可能ですが、
これでは「トータルで勝つ」ことは現実的には難しいと言えます。
トレードにおいて本質的に重要なのは、「勝率」ではなく、「利益」だからです。
たとえ勝率が90％以上であっても、一度の負けで大きく負けてしまえば、
トータルの利益はマイナスとなってしまうことも珍しくありません。
これが正に、小さく多く勝って、一度に大きく負ける
「コツコツドカン」そのものというわけです。
このコツコツドカンこそが、トータルで負けるトレーダーの典型であり、
ほとんどのトレーダーがこれに該当します。
トータルで勝つトレーダーになるには
では、トータルで勝つためにはどうしたらいいのでしょうか？
そのためには、「コツコツドカン」の逆になるような
トレードをする必要があります。
つまり、「コツコツ負けてドカンと勝つ」トレードが出来ればよいわけです。
もちろん、わざわざ「コツコツ負ける」必要はありませんが、
要は、「小さく負けて大きく勝つべき」ということですね。
小さく負けて大きく勝つには
まず、大きくドカンと勝つには、
当然のことですが、利確の幅を大きく設定する必要があります。
なので利確の幅を大きく取れるような「法則」を見つけることが理想と言えます。
そして、その法則に則ってエントリーするわけですが、
エントリーした後に、雲行きが怪しいと感じた場合には、
迷わず損切することも重要となります。
つまり、損切のルールや基準も、自分の中で明確にしておく必要があるわけですね。
そして、その「損切のルール」は、
なるべく早く撤退（決済）できるようなルールを見つけるべきです。
まとめると、
「利確の幅を大きく取れるような法則を見つけ出し、エントリー後に損切する場合の損切の幅を小さく出来るルールを見つけるべき」
ということになります。
コツコツドカンをいかにして克服するのか
しかし、そうは言っても、現実的には上記で述べた人間心理によって、
どうしてもコツコツドカンになりがちになると思います。
そこで、コツコツドカンの心理に負けないような
盤石な法則やルールを確立する必要があるわけです。
ここでのポイントは、
「コツコツドカンを心理的に克服するのではなく、盤石の法則やルールを確立することによって克服すべき」
ということです。
コツコツドカンとなるのは、人間心理の必然であるため、
「心理的に」克服しようと思っても、普通は出来ないものだからです。
なので、コツコツドカンの心理を上回るほどの自信を持つ必要があり、
その自信を保持するための法則やルールを確立する必要があるわけです。
コツコツドカンを克服する法則やルールを見つけるには
ではどのようにして、その法則やルールを見つけるかですが、
そのために私がお勧めしている教材があります。
この及川式デイトレ大百科は、複数の移動平均線や通貨ペア同士の相関関係で、
エントリーや決済の判断をするノウハウです。
非常に豊富なエントリー判断のスキルや、
明確なエントリーや決済の基準を学べるノウハウであるため、
そこから自分独自の法則やルールを確立することにも適しています。
そのため私は、この及川式デイトレ大百科こそが、
コツコツドカンに打ち勝つための、盤石なスキルを身につけるための
最良の教材であると自信を持ってお勧めしているわけです。
ぜひこの機会に及川式デイトレ大百科で学んでみてはいかがでしょうか？
それでは今回はこのへんで。
ではまた。